お正月が過ぎた頃に届く「寒中見舞い」。
寒さが厳しい時期に、相手の体調を気づかう日本ならではの美しい風習です。
でもいざ出そうと思うと、
「どんなデザインにすればいい?」
「切手は普通のでいいの?」
「いつ出せばいいの?」
と悩んでしまうことも多いですよね。
この記事では、寒中見舞いのデザインや切手の選び方、そして送るべきタイミングについて、わかりやすく解説します。
寒中見舞いとは?
寒中見舞いは、松の内(1月7日または1月15日)を過ぎてから立春(2月初旬)までの間に出す季節の挨拶状です。
以下のような場面でよく使われます。
- 年賀状をもらったけど、出しそびれてしまったとき
- 喪中の相手への年始のご挨拶
- 喪中の自分が、年賀状の代わりに出すとき
- 相手の健康を気づかうお見舞いとして
寒中見舞いのデザイン選び
寒中見舞いは季節の挨拶状のため、落ち着いた色味とシンプルなデザインが好まれます。
派手なイラストやお正月のモチーフ(門松や鏡餅など)は避けましょう。
よく使われるデザインモチーフ
- 梅の花
- 雪の結晶
- 南天、椿
- 冬景色(雪原や山々など)
デザイン選びのポイント
- ビジネス向け…文字中心にワンポイントで落ち着いたデザイン
- 親しい相手向け…季節感のある絵柄
- 喪中の挨拶を兼ねる場合…グレーや淡いブルーなど寒色系で静かな印象
切手の選び方
寒中見舞いは通常の切手で問題ありません。
しかし相手や用途に合わせて選ぶと、より丁寧な印象になります。
オススメの切手例
シーン | 切手の選び方 |
ビジネス・フォーマル | 通常の切手(花・風景など落ち着いた絵柄) |
親しい相手や家族へ | 季節のグリーティング切手(梅や雪モチーフなど) |
喪中の相手へ | 弔事用切手(胡蝶蘭など)や控えめな色味の切手 |
※弔事用切手はコンビニでは扱っていないこともあるので、郵便局での購入がおすすめです。
寒中見舞いを送るタイミング
寒中見舞いを出す時期は、1月8日〜2月3日頃が目安です。
時期 | 状況 |
松の内明け(1月7日※地域によって15日まで)から | 寒中見舞いの受付スタート |
立春(2月4日頃)まで | 寒中見舞いとして有効な期間 |
立春以降 | 「余寒見舞い」として出す(遅くても2月中旬まで) |
喪中の方には1月8日〜20日頃に送るのがベスト。
返礼やお礼状ならば、1月中旬までには送りましょう。
寒中見舞いに使える例文
寒中見舞いの書き方に形式はありませんが、一般的な構成があります。
一般的な挨拶
寒さ厳しき折 いかがお過ごしでしょうか
くれぐれもご自愛のほどお祈り申し上げます
喪中の相手への年始の挨拶
ご服喪中と存じ 年始のご挨拶を控えさせていただきました
寒さ厳しき折 ご自愛のほどお祈り申し上げます
年賀状を出せなかったお詫び
ご丁寧な年賀状をいただきありがとうございました
ご挨拶が遅くなり 寒中にて失礼いたします
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年賀状の返礼が遅れたときや喪中の方へのご挨拶には、寒中見舞いが適しています。
丁寧な気持ちを伝えるためにも、センスの良いデザインのテンプレートを使いたい…。
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まとめ
寒中見舞いは年始のバタバタが落ち着いた頃に、相手を思いやる気持ちを届ける日本の美しい文化です。
デザインや切手にこだわったり、送る時期を守ることで、より心のこもった一通になります。
年始の忙しい時期だからこそ、寒中見舞いを通して、静かに思いやりを伝えてみてはいかがでしょうか。